-ATTITUDE-






建築とは建築主の個性と設計者の個性が混ざり合った結果できあがるもの。どちらか一方だけが頑張ってもダメ。両者の思いや努力がうまく溶け合って昇華されたとき始めて良い建築が生まれる。僕は建築主と共にそんな協同作業をやりたい。

敷地(含む風土特性)と設計条件をどう分析・整理して統合するかが設計者の役割だと思う。この敷地の特徴や諸条件を長所と見るか欠点と見るかでその後の方針は180度違ったものになる。恩師荒谷先生の教え通りそれらを長所と見ることができるように心がけたい。

建築は総合芸術と言われる。芸術の域まで達する建築が果たしてどれだけあるかは別として様々な要件を総合する行為だということはまぎれもない事実。とするならば各条件をまじめに分析・整理することは建築をつくるうえで非常に重要な工程と言える。そしてそれらを統合(設計)する際、条件相互の矛盾をどう解決するかは今のところ「ねばる」以外に方法が見つからない。このねばったあげくに出した回答なのか、安易な妥協の結果なのかが最終的に出来上がる建築の質を大きく左右すると信じている。


2007年10月 長崎和平







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